ワキガの臭いがついた衣類を洗濯した際、臭いが取れていないことに困ったことはありませんか?
ここではワキガの臭いを取り除く洗濯方法をご紹介します。
アルカリ性の洗剤や漂白剤を使用すること
ワキガの臭いがついた衣類は、一般的な洗濯方法ではその臭いは落ちきれません。
ワキガの臭いの元となる汗はアポクリン腺やエクリン腺から出る汗に皮膚の常在菌や雑菌が混ざったものになり、臭いの成分は酸性傾向のものになります。
ですので、同じ酸性系の洗剤や漂白剤を使っても臭いが取れないんです。
この場合は、アルカリ性の洗剤や漂白剤を使うことで、臭いを除去することができます。
また、ワキガの臭いをとるには、漂白剤の使用が有効的です。
アルカリ系の洗剤に同じくアルカリ系の漂白剤を追加使用することで、ワキガの臭いはほとんど落とすことができるんです。
ただしここで注意したいのは、漂白剤の種類です。
塩素系漂白剤は最も洗浄力が強いのですが、色柄ものに使えません。
白い衣類なら塩素系漂白剤の使用が好ましいのですが、色柄物の場合は酸素系の漂白剤が使えます。酸素系の漂白剤には2種類あり、液体系と粉末系のものがあります。
液体系の漂白剤は弱酸性のものが多く、粉末系漂白剤は弱アルカリ性のものが多いです。
ですので、ワキガの臭いを落とすにはアルカリ性で色柄物にも使える、粉末系の酸素系漂白剤の使用が最適になります。
ワキガの臭いはうつる?
ワキガの臭いの付いた衣類は、他の洗濯物と一緒に洗うと臭いがうつることがあります。
ですが、上記でご紹介した酸素系の粉末漂白剤を使用し、あらかじめ洗面器などにつけ置き洗いをしてから他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗えば臭い移りをすることもありません。
つけ置き洗いの方法
?ぬるま湯を洗面器やバケツなどにいれ、漂白剤を溶かしておく。
②ワキガ臭のついた衣類を20~30分ほどつけ込んでおく。
③他の洗濯ものと一緒に洗濯機で洗う。
また、スプレータイプの漂白剤も効果があります。
つけ込み洗いが面倒な場合は、衣類の脇部分にスプレーをしてしばらく放置し、その後に洗濯機で他の洗濯ものと一緒に洗っても良いでしょう。
ワキガの臭いはドライクリーニングでは落ちない
ワキガ臭のついた衣類でドライクリーニングのマークがついたものをクリーニングに持ち込んでも、残念ながらワキガの臭いは完全に落とすことはできません。
クリーニング店では、一般的にドライクリーニング衣類において個別の漂白などはしていないため、ワキガの臭いを落とすことができないのです。
ワキガの臭いを落とすには、家庭での漂白剤でのつけ込み洗いが最適です。
衣類についたワキガの臭いにお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。