ワキガは保険適用が可能
ワキガの治療には、様々な治療法があります。
治療法や受けるクリニックによって治療費用は異なってくるのですが、ワキガは保険適用が可能になることもあります。
保険適用が可能な場合は、いくつかの条件をクリアする必要があります。
では、ワキガが保険適用になるのはどんな場合でしょうか?
保険診療が可能な医療機関で受けること
まず最初の第一条件として、保険適用が可能な医療機関にて診察を受ける必要があります。
一般の医療機関の形成外科でワキガ治療を行っている病院、そして美容外科クリニックでも保険適用の診療を行っている機関を受診してください。
美容外科クリニックによって、保険適用をされているクリニックと、保険適用はしていないクリニックとあります。
また、保険適用をする診療を行っていたとしても、ワキガ治療に関しては保険適用を行っていないところもありますので、事前に問い合わせをして確認をしておきましょう。
医師が腋臭症だと診断した場合のみ、保険適用が可能
保険適用ができる医療機関を受診したとしても、それだけでは保険が適用するわけではありません。
医師がワキガ(腋臭症)だと診断をした場合のみ、保険が適用となるのです。
一般的なワキガの診断材料としては、脇の下にガーゼを数分間挟みます。
そのガーゼを医師が確認し、ワキガの臭いが確認できたらワキガと診断されるようです。
受診前にシャワーを浴びていたり、制汗剤を使用している場合はいつもと同じような臭いが出ていないこともあります。
その場合は自宅から着用していた衣類や、臭いのついたガーゼなどを持ち込んで診断してもらう人もいるようです。
保険適用の場合、費用は5万円
ワキガの治療で保険が適用される場合、手術費用は5万円程度となります。
自由診療で治療を受ける場合は20~40万円ほどが相場と言われており、大幅にコストを軽減することができます。
保険適用の手術方法は剪除法のみ
保険で適用されるワキガの治療方法は、剪除法という手術方法のみになります。
剪除法とは、脇を切開し、ワキガの臭いの元となる汗腺・アポクリン腺を切除していきます。大元の汗腺そのものを切除する方法ですので、その効果は高いと言われています。
ですが、美容外科クリニックなどで行われているメスを使わない方法や、最先端の施術方法を選択することができません。
脇を切開しますので、傷も残りやすいですし、ダウンタイムも長く、回復まで時間がかかります。
保険適用の場合は治療費が安く済むというメリットもありますが、こういったデメリットも考慮し、どの方法が自分に合うのか見極める必要があります。