汗は基本的に水以外の物質は含まれていないので無臭でしかも色が付く事はありません。
しかし汗をかいた時に着用している洋服に付着して変色してしまうケースもあるでしょう。
このような時は色汗症になっている可能性が高いので注意しなければいけません。
洋服に汗が付着して変色しても体に支障が出ているわけではないと思って放置してしまう人もいますが、気づかないところで支障が出ている可能性もあります。
そこで色汗症になるのはどのような原因が考えられるのか見ていく事にしましょう。
汗がアポクリン腺から分泌されている
人間の体にはいろいろな汗腺がありますが、アポクリン腺と呼ばれる汗腺から汗が分泌されていると変色してしまいます。
アポクリン腺から分泌されている汗は皮脂や汚れが混ざっていて酸化されています。
すごく濁っている汗が分泌されるので洋服に付着した時に黄色に変色してしまう事が多いです。
特に白など明るい色の洋服を着用していると黄色に変色しているのがすごく目立ちます。
このような時はわきがになっている可能性も高いのですぐに治療を受けて改善した方がいいです。
服用している薬が影響している事もある
体調不良やアレルギー症状を持っている時などは薬を服用する事も多いでしょう。
薬は基本的に品質チェックをしていて安全性が高いので正しい方法で服用していれば副作用が出る事はほとんどありません。
しかし長期間薬を服用し続けていると汗腺が活発になって変色した汗が分泌されてしまう事があります。
薄い色に変色するので気づかない事も多いですが、服用している薬が影響してしまうケースもあるので注意しましょう。
病気の可能性もある
汗が変色するのは病気になっている可能性もあるので注意しなければいけません。
血液が固まりにくくなる血友病になると汗に血液が混ざって赤く変色してしまう事があります。
また皮膚が紫色に変色する紫斑病になった時でも汗に血液が混ざって赤く変色してしまう事があります。
色汗症は病気にかかっている事が原因でなる可能性もあるのでしっかり覚えておきましょう。