ボトックス注射でのワキガ治療
ワキガ治療の方法はいくつかありますが、その中でもメスを使わずに治療ができる方法として人気が高いのがボトックス注射による治療法です。
ボトックス注射と言えば、シワとりなど美容外科クリニックでもおなじみの施術方法となりますが、ワキガにも効果を発揮することができるんです。
ワキガの臭いの元は、脇の下の皮下組織にあるアポクリン腺という汗腺から出る汗が原因です。通常の人と比べ、ワキガの人はこの汗腺が元々多く存在し、過剰に分泌されているんです。
そこに皮膚の上にある常在菌や雑菌、そして皮脂などが混ざり、特徴的なワキガの臭いを発生させています。
ボトックス注射に含まれるボツリヌス菌という成分は、ワキガの原因となるこのアポクリン腺の分泌を抑える効果があります。
そこでボトックス注射を脇部分に打つことで、ワキガの原因となる汗を抑制できるんですね。
ボトックス注射の流れ
ボトックス注射を受ける前にカウンセリングにて患部の症状や、汗腺の位置を確かめます。
施術当日は麻酔テープなどで局所麻酔を行い、患部に注射をしていきます。
施術時間は5~10分ほどで終え、その後も内出血や腫れなどはほとんどありません。
日帰りで行え、施術後すぐに日常生活を送ることができます。
ボトックス注射はメスを使わない治療方法になりますので、ダウンタイムもほとんど発生しません。
また、施術後すぐに効果を感じることができます。
ボトックス注射の治療費用
ボトックス注射の治療費用は、5~10万円前後で受けることができます。
他の治療方法と比べ安価で受けることができるので、ワキガ治療に人気の方法です。
基本的には自由診療での施術が多いのですが、中には保険適用にて施術が可能なクリニックもあります。
一般的にボトックス注射でのワキガ治療は、美容外科での施術になります。
ボトックス注射の注意点
ボトックス注射にて、アポクリン腺の分泌を抑えてワキガを治療することができますが、これは永続的な治療法ではありません。
約3~6か月ほど効果は持続しますが、その後は再度ボトックス注射を受ける必要があります。
ですので、繰り返しボトックス注射を受ける必要があるため、時間やコストがそれだけ分かかるというデメリットもあります。
また、ボトックス注射は手軽で安価な治療方法ですが、比較的軽度のワキガの人に適しています。
中~重度のワキガの人には十分な効果が発揮できません。